Kubernetesの入門に、触って学べるKatacodaとInstruqtを試してみた
昨日の記事にてGitの学習のためのWebサービスをいくつかご紹介いたしました。
そこで取り上げたKatacodaとInstruqtですが、英語のサイトではあるものの最近の主要技術(DockerやKubernetesなど)を取り扱っていてかなり熱い!
今回は私が学びたいと思っていたKubernetesをKatacodaとInstruqtという学習サイトでチュートリアルを行いブログにフィードバックしていきたいと思います。
Katacoda
Katacodaはオンライン学習プラットフォームです。Kubernetesの公式サイトのチュートリアルにも組み込まれていました。
- Katacodaチュートリアル
Learn Kubernetes using Interactive Browser-Based Labs | Katacoda
対話型チュートリアル - クラスタの作成 - Kubernetes
操作画面
まずはKatacodaのチュートリアル画面から。最初のページにアクセスすると学習できるレッスンが表示されています。
それぞれのレッスンごとに難易度と所要時間がわかります。
画面右側にコマンドを入力して進めていきます。画面左側に表示されているコマンドをクリックするとそのまま実行されます。
Kubernetesの公式ページでは以下のような感じです。日本語対応はされ始めていますが、いくつかの画面や外部サイトを表示している箇所などは英語のままです。
コマンドをクリックしたらそのまま実行される形式は変わりません。
今回のチュートリアルとは少し離れますが公式ページは用語の説明についても図解入りで解説を行おうとしてくれています。
所感
- Katacodaは基本的に表示されているコマンドをクリックするとそのまま実行されるのが良い
- その反面、サクサク進むが英語の文章を読めないとただクリックしているだけになる
- 公式チュートリアルにも採用されている反面どちらをどのように進めていけばいいのかわかりづらい
Instruqt
Instruqtは日本でも紹介されているサイトが無く、料金形態など割と謎な部分は多いです。学習コンテンツはKatacodaと非常に似ています。 コンテナ周りの技術については両方のサイトを見比べながら選択するのがいいでしょう。
操作画面
Katacodaと同じように学習できるレッスン一覧が表示されています。
どこのレッスンを受けることができますが、レッスン内は上から順にクリアしていかないと次に進めません。
Instruqtは最初に複数枚のスライドで用語やコマンド説明をしたあとにGUI画面に遷移します。
スライドの内容を把握しているかのチェックという感じですね。正しい入力になっていないと次に進めません。
クイズも出題されます。
Katacodaと比べてコマンドをクリックしてそのまま実行という機能はないので、自分で打ち込んでいかなければいけません。ある程度内容を理解していないと詰まります(詰まりました)。次への進め方がわからないゲームをやってる感覚です。
所感
- Katacodaに比べてチュートリアルのボリュームが少ない
- ヒントが少ないのでトラブル時の対応ができない
- クイズも出題されるのでサクサクとは進めない
- 出力結果の表示崩れなどがあって見辛い部分がある
試してみて
- 一連の流れをざっと確認するのに向いてるのはKatacoda
- より対話形式なサービスはInstruqt、詰まると何もできなくなる
- 日本語で対話形式にKubernetesを学べるサイトはまだ存在しない
- 英語ができない人は上記のチュートリアルをやっても全体像の把握はむずかしい
- 補助教材として書籍や有志が作成しているスライドなどで理解しないといけない
- 日本語のハンズオンなどがあったら上記のブラウザチュートリアルで試すこともできる
簡単にKubernetesの概念を理解する
こちらの書籍が漫画でページ数もすくないのでご紹介しておきます。
チュートリアルにも出てくるKubernetesの要素でもあるPod / ReplicaSet / Deployment / Serviceなどの用語がわかりやすくマンガで説明されています。
個人的にはマンガ→日本語ハンズオンや公式サイト→Katacoda or Instruqtというステップが理解するのにいいのではないかと思います。
最後に
日本のWeb学習教材もこういったコンテナ周りの技術を取り扱っていくれるといいですね!