【完売御礼?】技術書典6に初出典と非公式のアフターでLTをしてきた1日を振り返る
2019/4/14 技術書典6に初出典してまいりました!おかげさまで製本版は全部完売! 「鉄は熱いうちに打て。技術書典のレポートは翌日までに出せ。」とはよく言いますがもう水曜日になってしまいました!
最終販売部数
持ち込み部数は製本版280部ダウンロードカードが600部です。
製本版購入者の全員にダウンロードカードを配っておりますので実質は「製本版280部とダウンロードカードは320部」としておきます。
最終的にどれくらい売れたかというと、
「製本版280部とダウンロードカードが70部くらい」でした!
製本版は全て売り切ることができましたが、その直後から人はまばらに。
ダウンロードカードはほぼ売れませんでした!
でも初参加にも関わらず製本版280部売り切れたので良かったです。
製本版が売り切れたのは15:30くらいでした。
販売・宣伝施策
初参加なので右も左もわからず!ではあったものの販売施策や宣伝をおこないましたので紹介します。
行動経済学を利用し製本版が売れるようにする
私たちは280部(予備を含めて300部)印刷をしたためコストもかかるので、なんとかして製本版を優先的に売れるように仕向けられないかと考えておりました。
予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ダンアリエリー,Dan Ariely,熊谷淳子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (16件) を見る
参考にした施策が『予想通りに不合理』の第1章 相対性の真相
に紹介されているおとり選択肢
という手法です。
まず最初に2個の選択肢、
があったとして、皆さんはどちらを書いますでしょうか?自分が少し興味がある本として想像してみてください。私の場合はEPUB版を買うかも知れません。
次にこれに1つ選択肢を足してみます。
いかがでしょうか?この「印刷版1500円」がおとり選択肢
と呼ばれるものです。
理解をしやすくするために図に表してみます。
もともと「金額」と「種類数」という2つの特性でEPUB版+印刷版(A)とEPUB版(B)が存在しており、
それぞれが金額か種類数に優位性をもっているため比較や選択するのが難しい状況です。
そこにAと同じ金額で種類数が劣る印刷版のA'
をくわえることでAとA'の比較を容易にさせ、さらにはそれがBよりもAが優れている気にさせる状況を生み出すことができるのです。ということで今回は上記の3つの価格帯で販売をすることにしました!
ただ、こんな長々と講釈を垂れてみたのですが実際の効果のほどはよくわかりません!でした。
というのも
技術書典は紙の本を買うことが楽しいイベントだからです📚!!!
Twitterも技術書典も新参者なので知らなかったのですが、戦利品という感じでみなさん投稿されているんですね〜。
便乗して僕も投稿してみました〜。
今回の私の戦利品でございます!
— omuriceman@技術書典え28 (@iijima_wataru) 2019年4月15日
マンガ全種類買いたいとか言って、全然買えなくてすみませんでした!!!🙇♂️#マンガでわかるDocker から読み始めております!説明がうまいな〜#技術書典 pic.twitter.com/tQc8VLwCeV
ここまで含めての技術書典ですね!上記のような施策をやらなくても本が売れていたでしょう。 逆にもう少しEPUB版(B)を売れるような施策を作れればよかったな〜と思っています。
ブログなどによる宣伝
こちらについては前回のブログでも紹介させていただきましたが、 入稿直後から色んなツールやまとめをブログで紹介しました。
全体的にはブログを始めたてにも関わらずアクセスをしていただけたと思います。 特にマンガ技術書のまとめについては、著者の方々のリツイートやご紹介などでとてもアクセスが増えました。
被チェック数の遷移について
被チェック数についてですが、前回までの技術書典の参加者のブログをみていると当日に倍々で増えていくというのを聞いていましたので、 400は行くんじゃないかな〜と思っていました。 で定期的にメモを残しておりました。
◼︎4/12
[20:17] 160
◼︎4/13
[14:30] 181
◼︎4/14
[00:40] 230
[01:44] 236
[06:21] 247
[06:47] 250
[09:04] 263
[09:24] 266
[09:46] 270
[10:59] 283
当日の伸びがすごい!と思いつつも、倍々にという感じにはなりませんでした。 ただ製本版の持ち込み部数280が開始直前にクリアできたのは嬉しかったです。
参考までにイベント終了後の被チェック数は291になりました。
やっておいて良かったこと
設営の事前準備のシミュレーション
こんな感じで写真を取っていたのですぐに準備できました。 事前のシミュレーションによる確認大事!
反省点
当日販売をしていていくつかの反省点があります。改善できるものとそうでないものありますが、 次回に向けて残しておきたいと思います。
簡単後払いに対応しなかった
簡単後払い対応をしなかった影響で2割程度の購入者の方に謝ることになりました。 導入しなかった理由としては、今回複数人で執筆していることもあり売上の集計をできるだけ一つ(現金)にまとめたかったというところが大きいです。 初めてだったのでよくわからなかったというのもあります。 販売開始してみると想像以上の後払いユーザーがいました。。。
本の詳細内容を周知しきれなかった
シンプルにいうと立ち読みする方が増えてしまい、隣のブースにはみ出してしまう。ということが多かったと思います。 本の内容をもう少し事前にブログや技術書典のページ、ポスターなどで説明をできていれば立ち読み客を減らせたのではないか? と思っています。 書籍のタイトルが『Developers Magazine』としていたので中身よくわからない!ということもあったかと思います。 立ち読みからの離脱者も多く、まだまだだなぁと思いました。
持ち込んだ備品について
前回のブログに備品類を記載しておりましたが、全て揃えておいて良かったです。 以下の2点は用意しておけば良かったなというものです。少しだけ困りました。
- ボールペン(主催者側から渡された紙に書いたりする)
- カッター(ダンボール開ける)
お釣りについては1000円札はもう20枚くらい減らしても問題なかったかなと思っています。
非公式アフターについて
技術書典6のイベント終了後、『技術書典6 非公式アフター』というものがあったので、 そちらに参加+LTもしてきました。
techbook-and-ethanol.connpass.com
LTをきっかけにomuricemanを少しでも有名にするぞ!という意気込みでしたので、とても緊張しておりました。 外部のエンジニアの人たちとの交流会ってあんまり参加してこなかったのでアウェイ感すごいんじゃないかなと思っていたのですが、
帰り道の満足感/充実感といったらなかったです。
LTの発表内容
LTの発表内容はSpeaker Deckに掲載しました。 資料に記載していない部分の補足になりますが、IoTボタンはWi-fiの接続不良で全く押せませんでした(爆)
Twitterでつながりを持った方々には大変お世話になったのでアフターで感謝を伝えておきたかったのです。
湊川さんFORTEさんにはLT後にご挨拶できてよかった😂 次回までにはもっと成長して恩返しをできるようになりたいです。
ipusironさんは僕が初めて宣伝用にIoTボタン動画をTwitterであげたらすぐにフォローやリツイートをしてもらいました。 その時かなり手応えと自信をつけることができたので本当に感謝しております。 今回お会いできなかったのですが、「IPUSIRONさんの本読んでます!」って言いたかったなぁ〜。
- 作者: IPUSIRON
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
次回また会えるように成長して帰ってまいります。
最後に
技術書典6初出典と非公式アフターに参加してみて最高の経験となりました。
- 全体を通してとても楽しかった
- ご飯を食べる余裕はなし
- 事前のシミュレーションが良かった
- 電子版はあまり売れない
- 本のタイトル/内容についてはもっと磨いていかないといけない
- 当日の運営オペレーションなどはもっと改善したい
- 参加した皆さんの優しさに心打たれた